PROJECT
STORY

04

MCO(三菱重工コンプレッサ株式会社)の全社情報
連携プロジェクトでDXを実現しビジネス変革を推進。

全体最適を意識したシステムプランニングで
デジタルトランスフォーメーションを目指す。

MEMBER

  • M.H

    M.H

    1999年入社

    大学のゼミの准教授からすすめられ入社。システム開発、サーバ運営、ソリューション営業、システム開発(管理職)、営業取り纏め責任者、プロジェクト統括などに携わる。

  • K.U

    K.U

    1999年入社

    三菱重工出身だったゼミの教授が紹介してくれたことがきっかけで入社。Web開発をはじめ、オープン系システムの開発(SE、PM)に従事し、幅広い業務を担当。

  • T.M

    T.M

    2001年入社

    地元・広島のシステム関連会社を希望していたところ、三菱重工のシステム開発を行っている当社を見つけ入社を志望。入社後は、主に生産系システム開発に従事。

  • T.S

    T.S

    2003年入社

    将来性の高さを感じて入社。Webシステム開発を主業務とし、PG、SE、プロジェクト・マネージャ・コンサルタントなどの業務を積み上げる。2013年からTacton CPQ(※1)を活用した業務改善に取り組む。

※1 スウェーデンの会社Tactonが手掛けるソリューション。
CPQ(Configure/仕様選定、Price/価格算出、Quote/見積作成)とは、
構成が複雑な製品を見積もるためのシステムのこと。

これまでの取り組みを
振り返る

2022年4月、正式にスタートしたMCO(三菱重工コンプレッサ株式会社)の全社情報連携プロジェクト。お客様の営業部門、設計部門、製造部門、調達部門など、各セクションにNTTデータMHIシステムズのチーム・リーダがそれぞれつき、各システムを開発。さらに、これまで個別に開発してきたシステムを繋げ、DX(デジタルトランスフォーメーション)によってビジネス変革を図っていく。4名のメンバーがこれまでの取り組みについて振り返った。
  • M.H M.H

    プロジェクト統括という役割で仕事をさせていただいています。このプロジェクトは2022年4月からスタートしたのですが、それまでのお客様との契約、体制の他、ステコミ(Steering Committee/運営委員会)などを管理し、商談を進めてきました。なお、本プロジェクトはお客様の各セクションで行われている大小さまざまなシステム開発のプロジェクトを内包しており、それらを全社横断的に繋いでいくという大がかりなものとなります。トラブルなどがあった場合には、各プロジェクトのほうへ下りていき、各プロジェクト・リーダと一緒に対応していくという役割も担っています。

  • K.U K.U

    私はお客様企業の情報連携をどのように実現していくかという部分を担当しています。ITソリューションを活用して、「このようにやりませんか」などの提案や実証検証をお客様と一緒に行っています。将来的なシステム運用、構成、システムを使われる方へのケアなど、システムを有効活用していくためにはどんなことが必要か、お客様とともに考え、ルール化するなどしています。

  • T.M T.M

    私はプロジェクト・リーダとして業務にあたっています。実際にお客様の要件をお聞きしたり、その要件にはどのようなツールが必要かなどについて、お客様と一緒に検証したり、実際の開発フェーズに取り組むという部分を担当しています。設計者や製造者などを任命させていただき、彼らをマネジメントしていくプロジェクト・マネージャとしての役割も担っています。

  • T.S T.S

    私の立ち位置は、T.Mさんと同じくプロジェクト・リーダという形になります。T.Mさんが製造系のものづくりに関する部分を担当しているのに対し、私はお客様の営業系の部分を担当しています。もともとTacton CPQというコンフィギュレーターを使っていたことから、営業領域を担当させていただくことになりました。営業系というのは、いわゆるものづくりの1番前の段階にあたります。たとえば、お客様が海外の企業と取引される場合、契約や見積もりをどのように行うか。製品としてつくれないものの見積もりをしないよう、各種の情報を繋げて、最良の見積もりを提出できるようにするなどという形を現実化するためのお手伝いをしています。

これまでの苦労や成果について

プロジェクトのキーワードは、全体最適。これによりDXを促すことが一番の目的となる。プロジェクトリーダーはこれ意識し、自分が手掛けるセクションのシステム開発だけでなく、つねに全体最適を見据えたプランを提案・実施。このプロジェクトは約3年間にわたって実施され、1年目の2022年はお客様のビジネス変革を実現するための基盤を整備。2023年以降は新ビジネスモデルやその仕組みづくりに取り掛かる。これまでの苦労や成果とは。
  • M.H M.H

    真摯かつ丁寧にスピード感を持って対応を続けてきたことで、お客様からの信頼を得られたという実感があります。これまでお客様とシステムの方向性や考え方をすり合わせていくために、さまざまな苦労もありましたが、現時点ではお互いに信頼感を持って1つの目的に向かえているというのが大きな成果ではないかと感じています。ただ、それぞれのセクションの個別最適化ではなく、全体最適を考える中で、それぞれのメンバーが他の人がやっていることも見ながら、自分は今どうあるべきか、何を提案すべきかを熟慮していくことが、今後はさらに必要となります。この部分をさらに熟成させ、よりいっそう信頼を高め、今以上にお客様と阿吽の呼吸で業務を進められるようにしていきたいです。

  • K.U K.U

    これまでを振り返って思うのは、大きな成果よりも小さな成果の積み重ねが大切だということ。お客様からいただく「ありがとう」「そうだね」などの共感の言葉は、私たちの考えと一致したという小さな成果。その積み重ねが信頼関係を築いていくからです。では、その次に何を考え、何をするか。つねに先を見るということは、ある意味苦労でもあります。世の中のトレンドとして、DXという言葉が先行している部分もありますが、本当にこれを実現させていくために、お客様と意識のベクトルを合わせていく必要があります。その上で、お客様の業務に対する意識や考え方、お客様が思い描く将来像に、どのようにしてITを融合させるか。今だけでなく、1年後、2年後にも思いを馳せながら、何が正しいのかをつねに自問自答しながら業務にあたっています。

  • T.M T.M

    このプロジェクトが始まる前は、お客様よりもシステム側の私たちがご提案することが多かったのですが、プロジェクトが本格始動してからはお客様の中に「自分たちで変えていけるんだ」という思いが芽生えたことに、大きな成果を感じています。そうした変化を目の当たりにしながら、我々メンバー一同、誠心誠意を持って、お客様への対応をさせていただいています。完成までにはまだ少し時間がかかりますが、現在はシステムの製造フェーズに入っており、これからお客様の公開に向けて、順次準備を進めていきます。そこでどんな事態が発生するかまだ未知数ですが、必ず乗り越えられると信じて、進んでいきたいと思っています。

  • T.S T.S

    皆さんが言われているように、お客様の意識がだいぶ変わられてきたのを感じています。自分が関係するセクションだけでなく、全体性の中で何をすべきかを考えてくださるようになったことは、大きな成果といえるでしょう。私自身、「今回、ここで作ったものは、数年後になったら、どのように役立つのだろうか」といった考え方ができるようになりました。また、2022年は営業部隊が持っている各種情報をシステム開発するという動きが出ており、これが完成すると、営業部隊が持っている各種情報を後流に繋げる仕組みの基盤づくりが一つ完成します。これも大きな成果の一つだと思っています。

後進の育成に対する思い

大規模なプロジェクトの進行と同時に、後進の育成にも着手している。最初はお客様と話すのにも緊張し、自分の意見を言えなかった後輩が、今では立派にお客様とディスカッションできるようになったり、打ち合わせで飛び交う言葉がわからず「自分は一緒に行く意味があるのだろうか」と思い悩んでいた部下が、今ではお客様からの仕事を積極的に請け負えるようになったり。後進の育成に対するそれぞれの思いを聞いた。
  • M.H M.H

    私の立場から言うと、各リーダの下についている各メンバーの意識が変わってきたな、発言が変わってきたなと感じた時に、大きな喜びを感じます。苦労しているところも見ているので、それを乗り越えて、1段上の発言ができるようになったな、視座が高くなったなと感じられた時は、とても嬉しいです。

  • K.U K.U

    M.Hさんと似ていますが、部下たちが自社内だけでなくお客様のところに行って活発に発言したり、自分の意見を堂々と伝えている姿を見ると、たくましくなったなと感慨深くなります。

  • T.M T.M

    部下たちにどんどん成長してもらうためには、どういうことをすればよいかを念頭に置きながら、プロジェクトを進めてきました。それぞれに与えるミッションなどを作りながら、成長を促していくという部分は非常に苦労しました。ただ、少し難しい課題を渡して、自分なりに考えてもらい、そのやり取りをしていくというフェーズは、成長において非常に大事な時間だと思っています。そうしたことを乗り越えてお客様と向き合った時に、「あの子、いいね」と認識していただけたり。これまでは私とお客様という構図でのやり取りが多かったのですが、これからは部下たちにもお客様とのやり取りに積極的に参加してもらい、さらに大きく成長してもらいたいと思っています。

  • T.S T.S

    今、一緒にお客様のところに行っている部下がいるのですが、当初はお客様が話す内容がわからなかったりして、「自分は、行く意味があるのでしょうか」と悩んでいました。けれど、お客様のところに通ううちに成長し、今では私を介さずにお客様と直接話して仕事を受け、私はその後に報告を聞くことが増えてきました。だんだんと、花開いていくように成長する姿に喜びを感じます。「人を育てる喜びというのは、こういうことなのだな」と、最近は実感できるようになりました。今後も彼らの成長を見守っていきたいと思っています。

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