PROJECT
STORY
01
三菱重工を支える大規模サーバの
移設にインフラ事業部が挑む。
サーバの構築・移行・移管をスムーズに実行し
セキュリティインシデントを防止する
MEMBER
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H.S
1991年入社
工業高校の電子機械科でコンピュータの基礎を学ぶ。入社後はITインフラ保守をメインで担当。現在は品川本社にて三菱重工全体に関わるサーバ施策案件の取りまとめに携わる。
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K.N
1996年入社
学生時代よりITに興味を持ち、地元・長崎にて入社を希望。現在は長崎拠点および全社利用システムのインフラ基盤構築・運用を担当。
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T.O
2003年入社
本プロジェクトの大規模クラウド移行後のサーバ運用やセキュリティ関連を担当。入社1年目の新人指導も行う。三菱重工長崎ラグビー部所属の現役ラガーマンでもある。
プロジェクトの軌跡を
メンバー3名でたどる
※アプリケーション開発・実行環境で利用するサービスのこと。
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今回のプロジェクトをたとえていうならば、A社が提供するサーバに不具合があったため、A社と契約していた人たちがみんな、B社のサーバに乗り換えたというイメージになります。そのために綿密なスケジュールを立て、乗り換え先を作り、移し替え、乗り換えた先でも問題なく作動するか確認するという一連の業務を遂行しました。作業の内容としては「基盤構築」「サーバ移行」「運用移管」と大きく3つに分かれ、私はこのすべてを統括するリーダーとして、業務にあたりました。
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この期間、私は三菱重工に出向し、お客様目線を重視しながら、プロジェクトに携わりました。発注先と請負先ということでいうなら前者の立場に寄り添ったので、2人とはちょっと違うスタンスでした。
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自社の業務だけでなく、お客様側の立場に立って仕事をする機会があるというのも、当社の面白いところだと思います。互いの立場を理解し合いながら一つのプロジェクトを進めていくからこそ、スムーズに進むという部分もあるのではないかと思っています。
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そうですね。私は三菱重工側でサーバ構築の取りまとめやサーバ移行の技術支援などを担当しましたが、目指すゴールは一緒でしたから。
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もともと別会社が管理していたサーバの運用方法やスペックを調査し、チームにフィードバックするところからプロジェクトはスタートしました。
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そうでしたね。プロジェクトが本格的に始動する少し前から、サーバを管理していた会社に対し、移設や運用について必要な情報を収集するところから始めました。その後は、「サーバ移行」「運用移管」を主な担当として対応しました。サーバ移行はお客様と入念に移行手法の検討を行い、設計、テスト、本番とフェーズを重ねました。移行方法を確立するまでは失敗も多く、本当に大変でしたが、最終的にはベストの手法を確立できました。運用方法も考え方もまったく違うシステムを短期間で移設するというミッションでしたが、無事に遂行できたのは、参画しているメンバーの多大なる協力があったからこそだと思っています。
いくつもの困難を乗り越えて得た成果とは
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どの程度の規模になるのか、わかりづらい案件だったので、最初の2ヶ月間は作業をどう進めるかという大枠を検討し、計画案を作成しました。この時に全貌が明らかになると、サーバ300台、テナント数が700、全体で1000件規模の大仕事であることが判明。正直、「本当にこれを一つずつやっていくのか?」という驚きのほうが大きかったです(笑)。
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そうでしたね。当初は全体のボリューム感を把握できていなかったので、実際にどれぐらいの人がこのサーバを使っていて、何台のサーバがあるのかとか、新しい基盤の仕様が見えてきた時には「本当にできるのか?」という不安もありました(笑)。
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内容を精査していくと当初の想定納期では、作業が間に合わないことが判明。関係者に掛け合って新たに期間を策定しました。その結果、トータルで2年間という時間をかけて進めることになったのです。実際に作業が始まり、まずは三菱重工側に引っ越し先となるサーバを作る必要がありました。
サーバの基盤構築が終わってから、今度は元のサーバからシステムを一つずつ引っ越しさせることになるのですが、このサーバ移行が一番の長丁場となりました。 -
この作業は、平日の通常業務を妨げない形でやる必要があるため、週末やGWなどの長期休暇を使って、多くのステークホルダーと協力しながら進めました。
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一連の作業をマニュアル化するのが大変でしたが、だんだんと作業がスムーズに運ぶようになり、プロジェクトが軌道に乗り始めた手ごたえを感じました。手順を定型化し正確かつスピーディに進められる環境づくりに注力し、できるだけ作業を単純化したことも功を奏しました。
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このプロジェクトが始まった時は、ちょうどコロナ禍でした。それ以前は当たり前のように対面で会議をしていましたが、すべてリモートで進めることに。課題や進め方を討議する際は、対面のほうがコミュニケーションを取りやすいのですが、それがまったくできない状況でした。連携ミスも頻発し、対応に苦慮しましたが、打ち合わせのタイミングを増やし、メールと電話でのコミニケーションを多くして、認識の齟齬がないか注意しながら進めていきました。その結果、周囲との信頼が深まり、よりスムーズで的確な連携プレーにつながっていったのではないかと思っています。
仕事のやりがいや
自社の魅力について
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今回のプロジェクトは、やりがいを感じるよりも先に、「期限までに完遂できた!」という安堵感が大きかったように感じています。また、無事にプロジェクトが終了するよう、多くの方々にご協力いただきました。そうしたことへの感謝も大きかったです。当社は、インフラ整備から航空、宇宙、造船、プラントなどさまざまな分野を体験でき、社会的に意義のある仕事に携わることもできるので、大きなやりがいにつながっています。また、拠点が全国にあるので、いろいろな場所に行って、いろんな人たちと触れ合いながら仕事をしたいという人にはおすすめの職場だと思っています。
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今回のプロジェクトには三菱重工・NTTデータとも同年代の方々が参画されていて、いい意味で非常に刺激を受けました。今後は場所にとらわれず、どこに居ても仕事ができる組織作りにも注力していきたいです。全国に点在する拠点間の連携がとても強く、情報共有や相互支援なども積極的に行っているので心強いですね。また、職場も気兼ねなく何でも相談できる方が多いのも、魅力の一つだと思っています。
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インフラ事業部の組織は、北は日立から南は長崎まで15拠点※あります。K.Nさんと同様、各拠点とのやり取りが多く、チームワークがしっかりしたインフラ部隊が整っていると思います。だからこそ、プロジェクトを完了した時の達成感は、何ものにも代え難いものです。オンとオフの切り替えもしっかりしていて、各種イベントや社外行事などフランクに楽しめる環境です。そして、挑戦することに背中を押してくれます。難しい案件もまずは挑戦させてくれますし、仮に失敗しそうな時も細かくフォローしてくれるので、安心して業務に邁進できます。
- ※ 2023年3月
LOCAL INFORMATION
東京・長崎のここがいい!
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ラーメンを食べ比べ
東京にはラーメン激戦区が多くいろいろな味を楽しめます。週末は家族サービスで千葉の大型レジャーランドに行くことも。
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1日中楽しめる
テーマパーク長崎地区の私としては、老若男女が1日中楽しめる、オランダの街並みを再現したテーマパークがおすすめです。
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ベーカリーショップ巡り
北品川駅そばにお気に入りのベーカリーがあり、昼休みには片道15分かけて歩いて行きます。特にデニッシュがおすすめです。