PROFESSIONAL
01
システムの
開発・改修・運営維持に参画
お客様と共に考え、
実現していく喜び
- K.W
- 1997年入社
工学部 電子情報工学科卒
PROFESSIONAL
01私は現在、火力発電事業などを手掛けるお客様向けシステムの開発・改修・運営維持を行っています。具体的には、リスク管理システム(お客様がプラントの入札・受注を行う際、どのようなリスクがあり、どのような対策がなされているかを管理するためのシステム)、外航輸送システム(プラントを建設するにあたり、必要な物資を船で輸送するための見積・手配を行うシステム)、IT投資計画集計システム(システムの開発・運用維持の予算申請・管理を行うためのシステム)などを手がけています。リスク管理システムはドイツやインドへの展開も視野に入れており、海外拠点向けへのシステム展開の話題になることが最近急激に増えてきました。今後は拠点を含んだシステムの統一化や、業務の統一化が増々検討されていくだろうという実感があります。お客様やベンダーのところに出向き、日々調整をすることが多い業務なので、コミュニケーション力が必要となります。漏れのないドキュメントをつくることも重要な仕事です。
学生時代は電磁波研究室という、システムとはかけ離れた研究室にいて、実は入社した当初はパソコンを触ったこともほとんど無いような状態でした。当時の面接員で後に上司となった方が「情報処理系の学生だけではなく、変わった専攻の学生を採用してみるのもいいかもしれない」と選んでくれたのだと聞きました。入社直後は、大学で学んだ勉強はあまり役に立たなかったものの、プログラム開発は面白く、自分に合った仕事と巡り会えたことに感謝しています。また、OJTでスキルを身につけることができる分野であるとも思います。印象に残っている出来事としては、プロジェクトで大きな失敗をしたときに、当時の社長に「ピンチをチャンスと思え」と励まされたことです。情けなさに打ちひしがれ、終わりの見えないリカバリ対応に追われていた私に、社長は自分が過去に体験した失敗の話と、いかに切り抜けたかを話してくれました。モチベーションを上げてくれる力強い言葉は本当にありがたかったです。
お客様の業務を近くで見て、お客様が自分達の仕事をより良くするために、どうシステムを活用していきたいのか、一緒になって考え、実現していけるところがこの仕事の魅力だと思います。今はお客様の要望を受けてシステムを改善し、より良いものにしていく業務が中心ですが、もっとお客様のことを深く知り、技術を知り、お客様により良い製品を提案できるようになりたいと思っています。そのために私は、「正しいことを正しくやる」ということを常に意識するようにしています。これは、あるテレビ番組に出演していた経営者の方がおっしゃっていた言葉で、非常に心に響きました。私はまだまだ未熟者なので、つい「正しいけれども…」と思ってしまうことがあります。しかし、正しいことを正しくやれるようになるには、どうしたら正しいことができるのかを考え続けることが大事なのだと肝に銘じています。
小学生の子供がいますので、現在は時短勤務をして、できるだけ子供たちと一緒にいる時間をつくれるように心がけています。一緒にロボットを組み立てたりトランプで遊ぶ他、近所のスーパーや公園に遊びに行くことも多いです。お盆とお正月といった長期のお休みには、数日の有給休暇をプラスして、故郷の長崎に帰ることが家族みんなの楽しみとなっています。子供が遊んでいる傍らで本でも読みながらリフレッシュ…したいところですが現実はなかなか思うようにはいきませんね。たまには夫と調整して一人の時間を作り、ネイルサロンに行ったりお気に入りの本屋や雑貨屋を回ったり、ショッピングをしたりしてリフレッシュするのも楽しみの一つです。