INTERVIEW_2

最先端のセキュリティ技術と品質管理で、
国を守る航空機づくりに貢献したい。

培った航空工学とITスキルで、
三菱重工グループの防衛事業を支える。

Y.S.

2022年度入社
エンタープライズソリューション事業本部 第4事業部
技術経営部 セキュリティ設備システムグループ

PROFILE

BEFORE

航空学校を卒業後、約10年間飲食店で勤務。接客業務を通してコミュニケーション力を培いながら、独学でITスキルを習得。子どものころからの夢だった防衛分野の航空機づくりに携わるため、NTTデータMHIシステムズへ。

AFTER

戦闘機の最終組み立てと検査を行う三菱重工業小牧南工場にて、セキュリティ設備の維持と運用に従事。現在はプロジェクトリーダーとして、セキュリティ機器の提案・導入から導入後の保守契約の立案、納品まで幅広い業務を担っている。

飲食店勤務を経て、憧れだった航空機づくりを
支えられる仕事へ転職。

どのような魅力と可能性を感じ、NTTデータMHIシステムズを選んだのでしょうか。

私は幼少期から飛行機が好きで、中でも航空ショーなどで見た戦闘機に強い憧れがありました。それで航空学校に進学しましたが、卒業後、経済的な理由で飲食店に勤務することに。約10年勤めましたが、その間も飛行機づくりを自身のキャリアのゴールと定めていました。
そして30代に入り、航空工学の経験を形にするべく奮起し、航空自衛隊機の整備拠点がある名古屋空港近辺に引っ越しました。そこで見つけた当社の前身であるMHI情報システムズで派遣社員として働き始め、約7年後の2023年に正社員登用されました。転職先として当社を選んだのは戦闘機が好きだからというのが一番の理由ですが、間近で航空機づくりのサポートができる仕事は、整備などの専門職を除いて、他社にはなかなかありません。自分が目指す仕事ができるのはここしかないという想いで入社を決めました。我ながらよく異業種からこの仕事に飛び込んだと感心しますが、この経験から何事も行動することが大切だと痛感しています。

先端技術の情報を日々アップデートし、
セキュリティ品質を高めることが課題。

現在の仕事内容とミッションについて教えてください。

航空自衛隊が使用する戦闘機やヘリコプターなどの航空機の最終組み立てと検査を行う、三菱重工小牧南工場のセキュリティ設備の維持・運用を担っています。同工場は名古屋空港に隣接した広大な敷地にあり、防衛関連の整備拠点であるため非常に厳しいセキュリティ基準が設けられています。私は主に、工場内に設置されている監視カメラやセンサー検知をはじめ、外部からの侵入などを防ぐセキュリティ設備の導入提案から納入、保守まで一連の業務に関わっています。近年では顔認証技術やAI技術なども導入していますが、そうした先端技術を用いてセキュリティの品質を高めていくことが、日々の課題です。特に老朽化に伴う機器の更新時には、導入技術の刷新によってセキュリティレベルを上げるのはもちろん、業務の効率化につなげることが求められます。そのため常に最新の情報をキャッチしながら提案に取り入れていくことが、自分やチームの重要なミッションとなっています。

長年培ったITスキルを活かし、
航空機づくりの安全確保に貢献。

自身の成長や会社への貢献を感じられたエピソードはありますか?

お客様に対する提案や折衝をはじめ、定期的なコミュニケーションを重ねていくことを通して、お客様との信頼関係が構築できていることを実感しています。プロジェクトを円滑に進められるだけでなく、問題が発生して納期延長の相談をしても親身に応じていただけるなど、信頼関係があってこそ成し得ていることが増えました。これは過去の接客経験で培ったコミュニケーション能力が活かせている点でもあります。
また学生時代に習得した航空工学の知識を活かせる場面があります。私は学生時代から趣味でフライトシミュレーターを自宅につくり、IT技術を用いて改良を重ねているのですが、その知識と経験を活用し、工場内のヒヤリハットを体験できるVR環境の設計に関わることができました。正直、趣味と仕事の区別がつかないものでしたが、自身のIT知識を航空機づくりの安全に役立てることができて、自信にもつながりました。

稼働を止めてはならないものづくりの現場を
迅速・的確なITサポートで支える。

NTTデータMHIシステムズで働く魅力とやりがいを教えてください。

セキュリティ設備の維持は、非常に多くの情報の取り扱いを必要とします。たとえば、セキュリティに関する記録データは数年間保持することが定められており、厳しいセキュリティ要件を満たした管理はもちろん、お客様が情報を必要とするときにすぐに提供できるスピードも求められます。お客様のリクエストに対して、IT技術を用いて速やかに、かつ的確に情報を提供できたときは、稼働を止めてはならないものづくりの現場に貢献できていることを実感します。
また最近、膨大な時間と予算をかけて取り組んできたセキュリティ機器の更新案件が、ようやく形になるところまでこぎ着けました。最先端の技術を確実に運用できる状態にするための仕様調整に大変苦労しましたが、当社で蓄積してきたIT技術やマネジメント力をもってこの大規模なプロジェクトを成し遂げることができて、大きな達成感を感じています。

NTTデータMHIシステムズだからこそ

情報通信事業における数多くの知見と実績を持つNTTデータのグループ会社間の連携により、技術交換やプロジェクトでの協働ができることが、当社の強みだと思います。この連携があるからこそ、率先して先端技術を業務に取り入れることが可能ですし、毎日が発見の連続です。ITスキルに関する教育のサポートも充実しているため、ものづくりを支えるエンジニアとして成長できる環境が十分に整っています。仕事のやりがいは、私の場合は防衛に関するものづくりにITで貢献できることに尽きますが、当社にはさまざまな角度から、社会インフラを支えるものづくりに関われる土壌があります。今後もここで培ったスキルを活かして、三菱重工のものづくりに貢献していきたいです。

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